装甲設計のコンセプトをおさらいします。以下を意識してガンダムの装甲設計を行いました。若番のほうが優先度高です。
- 自分自身がカッコいいと思えるデザインであること。
- ロボットとしての機能を極力妨げないデザインであること。関節の稼働幅が広いこと、軽量化、モーターの熱放出など。
- メンテナンス性向上のため、接着剤をできるだけ使わない構造であること。スナップフィットできること。
- 塗装しやすいように竹串を挿す穴を設ける。
上記の2番は重要で、これを意識することにより、ガンダムに個性が宿ります。ロボットとしての実用性も考慮されたオリジナルのガンダムデザインが出来上がるというわけです。ものづくりをする人にとって、
こんなに嬉しいことはない。
わけです。公式デザインにこだわるという手法もありですが、今回は静態展示の模型ではなく”ロボットの製作”なので、現実的にSFアニメでは出来ることが出来なくなることもあるわけです。今回、それは仕方の無いこととして受け入れ、オリジナルのデザインを追加出来るという喜びを謳歌することで納得することにしました。
2016.6.14追記
この後、ご披露していく各装甲についてはパーツ分割がそれなり細かいことになっています。分割を大雑把にすれば、もっと軽量化も出来るのですが、今回は、
- 分割を細かくすれば、不具合修正時の再オーダーも小サイズ部品、すなわち安価に出来る。
- 製造を依頼するインターカルチャーさんにおいては、1オーダーあたり部品点数は制限なしで、縦横高さの寸法の中に干渉しないように出来るだけより多くの部品を配置することでコストを削減できるため、パーツは細分化したほうが全体として安く仕上げられる。
という理由があり、結果としてある程度パーツ分割が細かくなっております。
で記載のとおり、3D-CADはフリーのDesign Spark Mechanical を使用しております。
以上っす。