[KHR-3HV]胸部を背後側に移動

ここではKHR-3HVの胸部ユニットと腹部パーツの接続位置についてお話します。

もとの設計のままで一番気になるのは、頭や肩の位置です。下の図をご覧ください。左側がオリジナルのKHR-3HV胴体部パーツをそのまま流用して横からみた状態です。緑の肩関節パーツに X 印を付けていますが、これが肩関節の前後方向回転軸の位置です。首パーツも含めかなり前に有ります。これだとガンダムとしてポージング取った際に格好悪くなってしまうのは目に見えています。

breast

この場所に回転軸がある理由は、単純に構造と重心の問題だと思われます。使用されているサーボモータは直方体であり、回転軸は前か後ろに偏らざるをえません(この真下は電池を格納スペースなのでサーボを90°回転させて軸を中心にもってくるようなこともできません)。あとはバックパックが重いことを考慮して頭や腕は体の中心より前に配置しているのだと思います(推測です)。

bustframe1

ではどうするか?

今回の開発方針の中でかなり重要視しているのが「ガンプラレベルの格好良いガンダムを作る」であるため、何もしないという選択肢はありません。そこで繋がっているパーツ含め胸部より上は全て背後方向に16mm移動させることにしました。その対処を行った後の絵が、最初の図の右側となります。これでもまだ、更に後ろへシフトしたいところですが、上半身の外装をCADデータ入力して見た目をチェックしたところ、あまり気にならないレベルであることが確認できたので、後方16mmを決定値としました。

bustup

この変更を実施するために新造する必要があるのが、胸部と腹部の接続パーツです。これもオリジナルとガンダム用新造パーツの比較が分かるように下に画像を示しておきます。製造(加工)は例によりRobospotに依頼しています。

bust_new_framepart

以上となります。

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