もう1つの動機

今回は本企画を思い立った動機についてお話しします。

プロフィール〜GLC開始まで でも述べたように始めのきっかけは1/1ガンダムを動かすというガンダムグローバルチャレンジプロジェクトの発表なのですが、当時、二足歩行ロボットとガンダムをキーワードに検索していた際に、とあるヤフー知恵袋の質問を見つけました。

「どうしてガンダムファンは二足歩行ロボットをやらないのか?」という質問。これは、「どうしてガンプラやる人は二足歩行ロボットには手を出さないのか?」と言い換えられると思います。この質問に返す私の考えは以下となります。

  1. そもそもホビー用二足歩行ロボットという趣味のジャンルが頭にない。もしくは知っていても頭の中でガンダムとリンクしていない。
  2. ガンダムのようなスタイルの良いロボットは、ホビー用二足歩行ロボットでは技術的に実現できないだろう。もしくは、万が一作れたとしても、劇中のようなカッコいいアクションは期待できないので面白くなさそう、と考えている。
  3. 予算的に手が出ない。
  4. 二足歩行ロボットは難しそう。

確かに二足歩行ロボットは趣味としては高額の部類です。かく言う私も始めるときは、15万円ドブに捨てることにならないのか?と迷い躊躇したものです。ところが今では面白くて、取りつかれたようにせっせと開発しているわけですが(笑)。

3と4は置いておいて、まずは1と2の人が大多数だと思うのです。では、ガンプラファンの人が、二足歩行ロボットでもガンプラのようなかっこいいスタイルが実現出来る、つまりガンプラを操縦できることを知ったらどうなるのか?やるやらないは別として、恐らく興味のない人はそんなにいないのではないでしょうか?(と信じているわけです)  であるならば、まずは私が実験してみましょう、という思考が、GLCを始めたもう1つのきっかけなのでした。

そして、、、今に至ります。100%完璧にできた訳ではありませんが、見ている人の何人かには興味・ワクワク感を持ってもらえる一品ができたのではないか?と、これまた勝手に信じています。クルマが趣味の人や旅行が趣味の人、もちろん二足歩行ロボットが趣味の人も含め、趣味にある程度高いお金をかけている人がいることも事実です。中には趣味の域を超えて二足歩行ロボをやっている人・団体もいることでしょう。それに、二足歩行ロボットをやるには電気に関する初歩的な知識は必要と思いますが、ガンプラでスクラッチ改造をしているような人たちならば問題なく組み立てやフレーム・装甲設計が出来ると思うのです。何が言いたいかと言うと、きっかけさえあれば、二足歩行ロボットでもガンプラのようなかっこいいスタイルが実現出来る!と分かれば、ガンプラを真剣にやっている人の0.1パーセントぐらいは二足歩行ロボットもやってみよう!と思ってくれるのでは?ということです。

以前、二足歩行ロボットバトルを見に行きましたが私の愛するガンダムのような、かっこいいと思えるスパロボはいませんでした。想像するに、ガンダムのような足長・高重心・重装甲では勝てないのでしょう。おそらく、生粋のガンダムファンならば、二足歩行ロボットは別モノと認識してしまうと思ったのです。

今、想いはエスカレートしています。今回作ったGLCガンダムでは、重量過多や歩行の不安定性によりロボワンの予選も勝てないでしょう。そこで、RX-78でなければならないという制約を取り払い制作の自由度をある程度確保した上で、ガンダムファン、スパロボファンを魅了するようなデザインも保ちつつ、さらにはロボットバトルでも十分戦えるような”スーパーホビーロボット”を作ること、それが次の私の目標です。

そして、、、

” 飛ぶ “

にも挑戦してみる予定です(飛ぶといっても、とりあえず1mぐらいのジャンプが目標)。正確には”跳ぶ”になりますかね。

GLCはある程度うまくいく見通しが立ってからブログを始めましたが、次の挑戦はガチンコです。しょーもないポンコツが出来るのか?平々凡々なロボットが出来るのか?とんがったロボットが出来るのか?世の中を驚かすようなハイスペックなロボットが出来上がるのか?乞うご期待!そのうち新しいブログも開設します。記事のアップデート頻度は今のペースとあまり変わらないと思いますので、気長にお付き合い頂けると幸いです。

私のような人間が増えて、将来、リアルガンプラバトルのようなことができたらいいですねぇ・・・夢です。

GLCのほうも、ちゃんと進めております。右手首の修理部品が届いて、組み上げまで終わりました。これから各指の動きを連動させるチューニングを始めるところです(これがまた面倒くさいのですが)。

以上、長文にお付き合い頂きありがとうございました。それではまた。

近況報告(2017/8/28)

近況報告です。

GLCガンダムの修理ですが、ちょっと遅れてまして、9月頭に部品が入荷します。なので次の動画投稿は早くても10月末になるかと思います。

で、どうして遅れていたかというと、修理部品だけでインターカルチャーさんに発注するのはもったいないと思い、Newロボットの手の設計を進めていたから。発注時、どんなに小さい部品でも最低料金として5000円程度かかってしまいます。5000円あればマスターグレードのそこそこ高いやつが買えちゃいます。修理部品1個で5000円かけるのはもったい無さすぎます。というわけで、Newハンドの試作図面が二ヶ月以上かかってようやく出来上がり、先日ガンダムの修理部品と一緒に発注が終わったところです。ちなみに、両手首の総部品数は100を超えます。

Newロボの設計もベースフレーム部分はほぼ出来上がりました(もちろんGLCフレームを大改修して作っています) 。今、バックパックとビームサーベルの改修設計中で、その後に装甲設計、となります。

やっぱり新しいものをつくるのは面白くてワクワクして、次から次へとアイデアが浮かんできて、GLCガンダムの作業がだんだんやっつけになりつつある今日この頃なのでした。ガンダムが見たい方、本当に済みませんです。。。


8月中頃、お台場で立像中のユニコーンを見てきました。まだ左腕が無く、各部の装甲も取り付け中の状態でしたが、やはりカッコよかったです。ひとつ気がついたのが、その時の頭がユニコーンモードでした。ということは、少なくとも頭は変形してデストロイモードにすることが出来るということ???

それでは。

Stream-06  ランバ・ラル特攻

動画第6弾、公開です。

 

前回お知らせしたとおり、ランバ・ラルのグフとガンダムの対決シーンを再現してみました。残念ながらグフの両腕を切り落とすアクションはGLCガンダムではムリがあったため、胴体を真っ二つにするアクションで仕上げました。GLCオリジナル形状のビームサーベルに刃の向きを与えてしまったのが失敗で、グフの両腕を切り落とすアクションを作ってみると、サーベルの刃の部分ではなく側面の平らな部分がグフの腕に当たる動作になってしまい、間抜けなアクションにならざるを得なかったため、あえてグフの胴体を切るアクションを選択しました。

このアクションを作りつつ思ったことは、サーベルアクションとしては胴体を切るほうが自然なはずなのに、なぜわざわざ両腕を切り落とすというひと手間が必要だったのか?ということ。コクピット付近を攻撃するのは直接パイロットを殺すことになるため、ためらいがあったのか?胴体の核融合炉を切断し核爆発させることになるからためらったのか?グフに誰が載っているのか確かめたかったのか?何れかはわかりませんが、裏を返すと、それだけの余裕がアムロにはあったということになりますね。

 

そして悲しいお知らせがあります。度重なる撮影中の転倒により、とうとう右手首が、簡易修復が不可能なレベルの故障状態に陥ってしまいました。部品発注と組み立てと再調整が必要なため、次の動画はしばらく後になりそうです。秋頃かなぁ。。。

下は撮影用に急遽作成した張りぼてグフです。トニーたけざきさんのクフをパクらせて頂きました。制作時間2時間です。発泡スチロールに青いビニールテープを巻きつけて作りました。手首の故障が無ければグフのサーベルを絶妙に避ける様子をカメラに収めたかったのですが、、、不完全燃焼です。残念。

以下はオマケ。

 

次のロボ作成にとりかかるため、次で最後にしようかな~(一応)、という考えは以前お知らせしていました。最後は文字通り、「ラストシューティング」の動画に挑戦予定です!

近況報告(2017/5/23)

お仕事が忙しく、なかなか動画撮影が進んでいない今日このごろです。「このままじゃあかん!」と思い立ち、無駄にネットサーフィンしている通勤時間に何か出来ないか?と考えました。前回コメントしたとおり、GLCロボ第2弾の着手も考えていたので、往復の電車通勤は比較的座れることもありその時間でCAD設計ができるよなぁ。ということで、ネットで軽くて安いモバイルPCを探してみると良さげなものを発見。ASUSのwin10PCが2.2万円。パソコンも安くなったものですね。この値段ならば、1日のパソコン使用量を仮に100円だとしても1年あれば余裕でペイできる値段です。さっそくネットショッピングで購入しました。使ってみてちょっと動作が遅いなと思うこともありますが、問題無くDesign Spark Mechanical を動かせており、GLCフレーム2ndの入力は順調に進んでいます。

Stream6thについては、あと2週間〜1か月程度かかる見込みです。ネタはランバラル駆るグフとの一騎打ちです。動くグフは当然持っていないので、ガンダムの一人アクションです。言うなれば仮想vsグフといったところでしょうか?GLCガンダムの関節稼働範囲の狭さに泣かされているところでございます。このシーンは、人間と同等の関節をもってないと完全再現はムリそうなので、ソコソコな感じに仕上げる予定です。乞うご期待!

NEXTチャレンジ

早いもので、ガンダムローカルチャレンジを志し初めてからもうすぐ3年を迎えます。

当初想像していた出来栄えと比較すると、かなり上手くいったな。。とは感じているものの、いろいろ動かしてみるとまだまだ改善の余地があるということが分かりました。あと2つほど動画で再現したいシーンがあるので、それを終えたところで今のGLCガンダムを使ったブログ更新は一区切りしたいと考えています。また本業が忙しくなりそうなのでまだ先の話かもしれませんが。。

その後の話。まず、GLCフレーム部分から見直していこうと思います。平らな床からガンダム大地に立つ的な動作を出来るようにしたい。さらなるスタイル向上を図りたい。そしてさらに軽量化を行い、ロボットバトルにも出せるようなものを目指したい。サイズも若干変わるかもしれません。歩行改善の課題は持ち越しです。

このブログを見に来てくださる方々の興味・期待から外れてしまうかもしれませんが、ガンダムではなく、オリジナルロボットで挑戦してみようと思います。ガンダムだと権利的なものがあるので自由にやりにくいんですよね。。やっぱし。

その制作過程で、今までよりもっと詳細な設計手法を紹介できたらな、というところです。開始は夏頃からかな〜

と、思って妄想を膨らませている今日この頃でした。